どうでもいいことだからケンカになる
みかこです。
夫とケンカをしました。
(よくしています。)
世帯主は夫なのですが
「出て行って!!!」
すごい権力です。
ケンカの原因は、わたしがしょーもない替え歌CD「聴くな。BravissimoⅠ」を楽しく聴いていたときに、「なんか楽しそうに聴いてるけどもうお昼だよ。勉強は進んでるの?記事は書いたの?」と言ったので。
しょーもない替え歌を聴いているところに、正論を言われたら、しょーもない替え歌の価値がなくなるじゃないか!!
宴会では箸が転げても可笑しいけどシラフで箸を落としたって何も面白くないじゃないか!!
もう楽しんで聴けないじゃないか!!
ということを真面目に怒ってしまいました。
夫はほんとうに家から出て行ってくれました。
真駒内のほうまでドライブしたそうです。
うちから真駒内、けっこう遠いです。
東京駅から練馬くらいまでの距離あります。
・・・。
記事を書いて気持ちも落ち着いたので、
「落ち着きました。おなかがすきました。」とメールをして、
「長命庵」で一緒に韃靼そばを食べました。
いつだかタクシーに乗ったときに
朝から夫とケンカして時間がなくなりタクシーに乗る羽目になった
と運転手さんにこぼしたら、運転手さんが言いました。
「どうでもいいことだからケンカになるんですよね。
本当に深刻なことだったら、二人で力を合わせて乗り越えなきゃってなる。
深刻じゃないことだから、ケンカしてられるんですよね。」
なるほどな〜、と思ったその話を思い出しました。
夫はわたしのけっこう深刻なとき、一緒にいて支えてくれてきました。
2011年、妹が他界したあと、2ヶ月後に東日本大震災があって、その翌年には母親がステージⅣの卵巣がんだとか、その翌年は父親が前立腺がんだとか、さかのぼっても、身近な人の自殺とか、夫と出会ってからの18年くらい、いろいろありましたが、そういうときには、こういうケンカはしていられないわけです。
ケンカができる状態って健全なんじゃないのかとすら思えてきてしまいます。
うちのケンカしたときの暗黙のルールは、その日のうちに仲直りすることです。
怒っても、罪を犯してはなりません。
日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。
(エペソ4:26)
結婚したときに、牧師夫人にこの聖書の言葉をもとに、アドバイスをいただいたのをよく覚えています。
寝るまでにすっかり仲直りできなくても起きたときには仲良くする。
というか、ついさっきまでケンカしていたのを忘れて、ほがらかに話しかけてしまうことがあります。
「あれ!ケンカしてたのに、まちがえた!」∑(゚Д゚ )
(まちがえてもいいことって、けっこうあるんですね。)
感情はその程度のものでもあるし、何度でも再生されるものでもあるし、だとしたら、自分はどうするのか、というところに尽きるのかなぁ、と思います。
刺激から離れるというのもひとつ。自分がその場を離れればいい。
うちの場合は、わたしが出て行こうとすると止められるので、出て行ってと頼みました。
ケンカのときに、結婚のお祝いかなんかでもらったペアグラスを投げて割ってしまったことがあります。
「ひとつになっちゃった・・・」としみじみ、反省しながら使っていたら、ついこの間、夫が手を滑らせて、もうひとつも割れました。
新しくまたペアのを買おうね。ということになっています。