経験があるとかないとかどうでもよくないですか
みかこです。
直感を大事にしてます。
きょうは、「ぷらっとランチ会」でした。
コーチングを無料で受けてもらえるランチ会で、小西コーチが主催のランチ会です。
わたしもコーチとして参加しています。
コーチングを普及させていきたいという想いに共感して、参加しているのですが、どんなに本を読んでコーチングを「勉強」するよりも、そこでコーチングさせていただいて感じたことが、いちばん学びになりますね。(でも本は好きだから読むけどね。)
きょう聴いてた中に出てきたことのうち、印象に残ったこと。
わたしも日頃思っていることなんですが。
経験や実績があるとかないとかって、どうでもいいですよね。
ということ。
何か新しいことを始めるときって、自分の実績って、何もないです。
そして、それをやってる人の多くが持っている何らかの「資格」がないと、なんだか不安になったりすることがあります。
さらに、そのサービスを受ける対象の人が困っていることに対する、自分の何かしらの経験がないと(たとえば、子育てコーチングをしたいけど、子どもがいないとか)、果たしてこのサービスを自分がやって、人の役に立てるのだろうか、と思ったりとか。
経験の長い人とか、資格のある人とかに何か言われたら、「何かそれは違うんじゃないかな」と思っても、引っ込めたりとか。
「自分はこう思う」と、人前で話をすることに躊躇いをおぼえたりとか。
それってなんか、とても、もったいないことのような気がします。
だって、その、新しい人のいうことの方が、実は、すごくいいことだったりするかもしれない。
何も先入観がないから、素直に「人として」困りごとに対応できて、的確なアクションがとれるかもしれない。
「今までのやり方」もないから、経験のある人より自由な発想ができるかもしれない。
結局、人と人なので、どんなに実績があっても、華々しい経歴があっても、合うか合わないかって、個人対個人のことです。
心に響く響かないって、話す技術云々でもないし。
ルーチンスの水瓶問題っていうのがあって。
単純な計算でできる問題がずーっと並んでるんですけど、より簡単な別解があるものに対しても、それまでしばらくやってきたパターンで全部解いてしまう人が、結構いるという、面白い実験です。(若いほど、それに引っかからない傾向もあるようです。)
そんな感じで、長くやってきた人ほど、今までのやり方にこだわって、無駄なことをし続けていたり、別の見方ができなくなったりしがちです。
実績や経歴で判断して、すごい人だと思って、セミナー聴いたり、セッション受けてみたりしても、それで自分が何も得られなかったり、前に進めなかったり、逆に落ち込んだりしたら、意味がないですよね。
でも、そういうのがぜんぜんない新人みたいな人から、アドバイス受けてその通りにやったらすごくうまくいったり、コーチング受けて気づきがあって前進できたりしたら、それは大成功ですよね。
なので、新しいことを始めようかどうしようか、迷っている人は、興味があって、やってみたいことには、ぜひ、とにかくチャレンジしてみて欲しいんです。
それ1本でやっていくと決意してもいいけど、しなくてもいいし、副業もだんだんできる世の中になってきたし、やりたいことをとにかく色々やってみるのがアリになってきています。パラレルキャリアという言葉もあるし、それを支援している企業もある。
あることを、熱意を持ってやっていきたい、貢献していきたいというマインドのある人が、新しい風を吹かせてくれることで、その業界に、良い刺激があるかもしれない。
それによって、助かる人も、きっといます。
何らかのサービスを受ける相手を選ぶ立場の人も、この点について考えてみることは、大事です。
プロフィールに書かれてる実績や経歴がすごくても、会ってみて自分が「ちがう」と思ったら、ちがうんです。
なので、ピンときた人にお願いするのを、わたしはオススメしたいです。
マルコム・グラッドウェルの「第1感 『最初の2秒』の『なんとなく』が正しい」にも、直感の働きと、見たものに対する先入観に人は惑わされがちなことなど、興味深いことが書かれています。
考えすぎず、ピンときたものに飛び込んでみると、自分がずっと探していたものが見つかったりするかもしれませんぜ。