まるぽて

みかこのなんでも書くブログ

セルフヘルプブックいろいろ

みかこです。

 

「うつなんです」

「うつになったことあります」

 

いまや、このような方は、いっぱいいます。

 

でも、うつの原因というか、どうしてそうなっているのか、というところには、けっこういろんなパターンがあると思うんです。

発達障害がベースにあったり、極端な貧困、虐待の結果だったり。

だから、「うつ」仲間であっても、自分が解決した方法で、相手の解決がはかれないこともたくさんあります。

同じ本を読んで、ヒントになる人も、ならない人もいると思います。

面倒なだけで、意味がなかった、とかね。

でもよくなりたかったら、いろいろ試してみるのがいいと思うんです。

 

 

そんなわけで、きょうはセルフヘルプブックの類をいくつかご紹介します。

これらの本は、こころのことで病院にかかったことのない人にも、いろいろと参考になると思います。

 

はじめての「自分で治す」こころの教科書―ひとりでできる、心のワークブック14日間

本で読んで活用しやすい、読者参加型のワークを沢山、本書で用意しています。
それに、詳細な説明を加え、読者のかたに「本当の自分」への【気づき】を促します。(商品説明より)

全部のワークをやってみましたが、自分のこころ模様が見えてくるような本です。

自分と向き合うのに慣れていない人には、やるのがしんどいものもあるかもしれないな、とも思いました。白雪姫の話が面白かったです。

 

 

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

私たちは体の不調をうまく手当てできるのに、なぜ心の不調になるとお手上げなのでしょう?
その答えは、心の手当ての方法を学んでこなかったからです。

この本では、私たちが日々直面する7つの心の傷を取り上げて、その症状と手当ての方法を紹介します。
(商品説明より)

訳書なので、文化の違いからちょっとノリきれない部分もありますが、読みやすく、悩み別に整理されているので、活用しやすいと思います。

 

 

自傷行為とつらい感情に悩む人のために―ボーダーラインパーソナリティ障害(BPD)のためのセルフヘルプ・マニュアル

本書では、不安・うつ・過食などに効果がある治療モデルをもとにして、ボーダーライン・パーソナリティ障害に対する短期的介入を概観し、解説していきます。そのなかでは、クライエントが直面するであろうさまざまな問題領域、その問題を克服するためのスキルの内容、ならびにそのスキルを身につける方法が説明されています。(商品説明より)

周りの人が助けるのが困難な、パーソナリティ障害の人が自分で取り組むための本です。診断がついていなくても、自分の行動に自分で疲れてしまう、後悔することがしばしばある人には、合うかもしれません。

 

 

薬物離脱ワークブック

薬物をやめるのは簡単だが、やめ続けるのは難しい。簡単にやめられるからこそ「いつでもやめられるから、たまにはいいだろう」という油断が生じ、再利用を引き起こしやすいのである。本書は、SMARPPとスキーマ療法を合わせた薬物離脱のワークブックである。(商品説明より)

文字が大きく、読み仮名もふってあり、大きくて分厚いですが、とても読みやすいです。24回のワークがあります。薬物離脱というタイトルではありますが、さまざまな心の病に共通する心理教育的ヒント満載で、とってもオススメです。

 

 

ほかにもいろいろあるのですが、特に読みやすい、やりやすいなと思ったものを挙げました。

「これがいいかも」と、ピンとくるものがあったら、「ひととおり取り組んでみる」のをオススメします。

 

支援する人も、当事者の抱える「難しさ」に配慮した本を読んでおくと、支援の幅がいっそう広がると思います。そして、自分自身の抱える「難しさ」にも自覚を持っておく、というのも、必要なことですね。

 

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