まるぽて

みかこのなんでも書くブログ

「あり方」をハッキリさせてからスキルや知識を身につけるといい。

みかこです。

 

最近よくハグします。

 

意気投合してはハグをし、舞台袖ではハグをし、見舞いに行ってはハグをし、ずいぶんハグに慣れたところで、昨日、石川尚子コーチに久しぶりに会ったのでハグしました。

 

私が出会った頃の石川コーチは、コーチングを教えるより、自分の基盤を整える講座を大事にしている感じでした。

 

私は、コーチングっていうのがよくわからないまま石川コーチにコーチングをしてもらったり、講座に参加したりしていました。


そこで最初に、自分がどうありたいのかとか、どうなりたいのかとか、どういう生活をしたいのかとか、何がどれくらいできて、今までどんな経験をしてきて、自分にはこんないいところがあって、自分が何を「おもてなし」と感じるのか、経済状況とか生活スタイルとかいろんなことの「理想の自分仕様」をしっかり把握できたもので、晴れ晴れとした顔で、会社を辞められたのです。

 


「どんな生活を ”心地良い” と感じますか」という石川コーチの問いで思い浮かんだのは、ユルいニットとジーンズを着て、野菜スープみたいなのを作ってる自分でした。


そのイメージの自分の周りには、なぜか誰もいなかったので、独りで暮らしたいのかもしれないし、スープは大量だったので、家族がいてもいいと思ってたり、誰かに作ってあげたいと思ってるのかもしれないけど。


そのときわたしが「目標」として挙げようかなと考えてたのは、そのイメージとなんだかずいぶんかけ離れてることでした。

ほんとは、バリッとスーツ着て企業でガツガツ働くんじゃなくて、ゆっくりのんびりしたい。 
自分の美味しいと思うものを自分で作って、好きな勉強をして、書きものをして、というのが、好きな暮らしだと浮かんだのです。 

わたしのしてきたことは、それからずいぶん離れてる。 

自分の「好き」はおいといて、自分じゃない誰かの、「こういうのが良い人生」が、たまたま、できたから、してきちゃったけど、ほんとはそれは、ぜんぜん好きでもないし、やりたいことでもないのかもしれない。 

それがわかったら、なんか、涙出ました。

 

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鍋、からっぽじゃん。

 

今でも、元の職場の仲良かった同僚とは会うし、今は異動しちゃったから札幌にいないけど、元上司もこの1年くらい、私の出演する演奏会に何度も足を運んでくれました。

 

そんな風に円満退職できたのは、その元上司のおかげでもあり、私が自分を整えて、人間関係もきちんと整えて満足していたからというところも大きいと思います。

 

 

その時点の、これからやっていきたいこととか、こうなりたいんだとか、こうありたいんだとか、興味のあることもハッキリさせて、死ぬとき後悔しないために、やりたいことからやっていくことにしました。


コーチングも勉強して、ライター登録して、心理学も勉強して、できるようになるための本を読んだり、出たい演奏会にとにかく出て、いっぱい楽器を弾いたり、そういうことをしながら過ごしてきて、自分のことをコーチと言うのも言われるのも慣れ、ライターと言うのも慣れ、先生と呼ばれるのも慣れ、自分がやってみたかったことにちょっとずつ手が届くようになってきました。

 

自分のあり方が決まれば、身につけたいスキルや知識が決まってきたり、必要な物理的・経済的なあれこれもわかってきたりして、それを得るために動いていくんだけど、それはとても素直なことだから、喜んでやっていくことができます。

 

もし、「自分がどうありたいか」を抜かして、最初に何かのスキルについてガリ勉していたら、「上手くならないといけない」とか、誰かと比べてどうだとか、講座の同期では誰が一番だとか、自分はどのあたりだとか、変な序列や比較に自分を巻き込んで、悩んだかもしれない。

 

でも自分がどうしたくてそれをしているのかがだいたいわかってたら、誰かと比べてどうであっても、誰かと似ててもぜんぜん違っても、それはそれとして置いておけるし、周りの人の素晴らしさを、素直に素晴らしいと思えます。

 

人によっては、組織の中にいる方が合っていて、勤め人でいるのが幸せということもあるし、独立ってかっこいいと思っている人がいたら、それはただの勘違いだと思います(まあ、そういう感じでもいいですけど)。

 

「そんな資格とるの無駄!」「そんな検定受けるの無駄!」と言われても、オタクであれば、取りたい資格も受けたい検定もあるでしょう。

 

そんなわけで、私は自分がオタクであることを認め、漢検1級の問題集を買いました。過密気味のあれこれの中、いつ勉強するのかまったくもって不明ですが、手に取ったらワクワクしたので、買いました。

 

自分がそれで幸せなら、誰がなんと言おうがそれでいいんだと思います。

人生一度きりです。

みんなのそれぞれの生き方を、心から応援しています。