久々の傾聴
みかこです。
きょうは傾聴ボランティアでした。
わたしのお伺いしている施設は、認知症の方が多く入居しているグループホームです。
場所柄なのか、なぜだかキリスト教徒の方が多めです。
きょうは好きな聖句についてきいてみました。
途中までスラスラと出てきたのですが、全部が思い出せませんでした。
そこで、その聖句を書き留められた紙を探され始めました。
時間がかかりながらも見つけることができて、聖書でもその箇所を見てみました。
すると、「この聖句をメモして持ち帰って欲しい」と希望されたので、その通りにしました。
マタイによる福音書5章9節。山上の説教の箇所です。
ここでは、イエスさまが8つの「幸い」について語られています。
3 心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。
4 悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。
5 柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。
6 義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。
7 憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。
8 心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。
9 平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。
10 義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。
ちなみに、「心の貧しい人々」とは、まるで、お金のない貧しい人のように、日々、自分の力ではなく、神様に助けられてどうにか生きているのだ、と考えている人ということで、日本語的な「心が貧しい」という状態ではないです。
この9節「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」を心に留めて、日々生活しています、とおっしゃっていました。
好きな讃美歌もあるとおっしゃっていたのですが、どれだったか思い出せなかったので、讃美歌集をパッと開いたところに載っていた「しずけき祈りの」を歌ってみました。
歌にも何か刺激を受けたようで、動きに速さが出てきました。
やっぱり音楽って認知症の人にいいのかも。
わたしにとっては、キリスト教も音楽も、気がつけばそこにあったものですが、それがいま役に立っています。わざわざ「社会貢献を」「人のためになることを」と探したり無理したりしなくても、人の役に立つことってできるんだな、と、感じている今日この頃です。