質問力にTPOを
みかこです。
きょうは施設のプログラムで「人見知り解消コミュニケーション」がありました。
人見知りはしないほうです。
でも、日本人は人見知りするという人が75%とのこと。
安定のマイノリティ。
若干悲しくなりながら話を聴いていました。
さて。
「質問力を鍛えることで人見知りはラクになる」という話がありましたが、たしかに、自分に対する評価を気にしているからこそ人見知りをするわけなので、相手に矢印を向ける、相手に興味を持つことで、人見知り症状は寛解するんだと思います。
でもね。。。
質問すればいいというものでもないです。
ある年の5月、名寄で演奏して、バスで帰ってくる道中でですね、隣の席によく知らない若い女の子が座りましてね。
見るからに話すの苦手そうな方でした。
音楽やってる人にはわりといるタイプだな、とか思ってました。
なんの楽器の人ですか、から話が始まったわけです。
無難な話を、ひと通りしてですね。
だんだんみんな、疲れて眠り始めていて、周りがシーンとなっていく中、そろそろわたしも眠りたい、と思ったのですが、相手は、質問をやめず。。。
シーンとしてる中、ずっと、質問してくるんですね。
しかも、深掘りしていくんですね。
いや、もう、喋らなくても、寝たらいいんではないかと思いつつも、いろいろ根掘り葉掘りきかれるわけで、
わたし、なんでみんなにこんなに自分のこと知られなあかんのか…
と思いました。。。
相手に興味を持つことは大切ですが、時と場所など考えないと、なかば拷問みたいになるわけです。
悲しいかな、その子もわたしのことをほんとに知りたいわけではなくて、場がもたないからというだけで、質問されてるようでした。
・・・誰得。
もうひとつ。
リハビリが必要な病気の患者さんとやりとりしているとき、患者さんがこぼしていたことです。
「担当者が変わると、そのたびに同じこと何回も質問されるんですよね、年齢とか、仕事とか。。。そういうのもうやめてほしいんですよね。」
などと言われたことがあって、わたしは、自分が先に語るようになろう、と思いました。相手のことは話したかったら話してもらえばいい。
そんなわけで、質問するのは、ほんとに知りたいときだけでいいとおもいます。
あとは、たどたどしくても、自分の話をするほうが、相手がラクなこともあるかも、と思っています。