まるぽて

みかこのなんでも書くブログ

Christmas Eveですね。

みかこです。

 

Christãoです。

 

小さいころ、教会の日曜学校に行っていたことがあります。

クリスマスに向けて劇の練習をするんですが、わたしは身長が大きい方だったので(この「大きい方だったので」というのが、わたしの人生をけっこう決めているような)、大人の役をやりなさいというので、マリアさまをやることになったんですね。

 

お芝居そのものは当時、わりと好きだった記憶があり、張り切っていたのですが、身長も大きいけれど横幅も大きかったので、教会にあった衣装も「張り切って」おり、いざ着ようとしたら、後ろのファスナーが上がりきらない。

 

「これが入らないの〜!?」と、大人たち、爆笑。

 

とりあえず本番を終えましたが、それ以来「教会はイヤな人がいるところ」になり、義務もないので行かなくなりました。(大きくなってから、また行くことにしたんだけど) まあ、教会は、イヤな人がいるところというのは、ある意味正解かもしれない。

 

日本におけるキリスト教会というのは、何だか社会でうまく行かない人とか、何だか理解されない人というのが、ある人を神の子だと信じたら、自分のすべての罪を許してもらい、永遠の命を得られる、という「心の安全空間」みたいな感じで来ている拠り所という側面もあり、極端な人もたくさんいるし、気を遣えない人もたくさんいるし、心の病気の人もいるし、あの人はこれができるとかあの人はどこの大学へ行ったとか「賜物」というのばかり注目する人もいるし、何というか、濃い集まりです。

ものすごく濃い集まりなんだけど、イエスを神の子と信じているという一点で、互いに奉仕をしたり、献金をしたり、祈ったり賛美したりして、集団としてまとまっていられるのがまた、とても面白いところです。

奉仕というのは自発的にするものだと思うんだけど、教会員になったら奉仕をどれだけしてるしてないで測られることがあるのも、面白いところです。

 

さて、このあいだ、事業所でクリスマスカードを作ったんですが、わたしの作ったカードにはサンタが登場していません。

 

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おぼろげな記憶をたよりに

 

サンタの想い出はあんまりないけど、教会のいろんなことは心に残っている。

 

12月25日は、イエス・キリストの誕生日かもしれないし、そうじゃないかもしれない日。

この人が生まれたことを感謝する日です。

この人が話したらしい、いろんな言葉で以っていろんな人の気持ちが救われて、身体も治ったりして、弟子という人たちがいろんなところへ行って、教会をつくって、それが世界じゅうの人の心を動かしているっていうのは、すごいことだなぁと思います。

 

この人を神の子だと信じる、ということが支えになって、ものすごい働きをする人が世界じゅうにいる。

クリスチャンに対して、とうてい赦されないようなことをした人が、そのクリスチャンに赦されたりして、そこから、心をあらためて人を救おうとするようになったりもする。

どうがんばってもミスをしてしまう、ダメと言われても悪いことをしてしまう人間というのに対して、寛容であり、愛して、赦すということを知るきっかけをつくっているイエスの物語が、わたしにとっては、とても魅力的です。

 

そのような、イエスという人がいたというのを信じているからこそ、濃い人たちの集まりでも、何とかお互いのことを受け容れようとし、折り合いをつけようと努力できるのかもしれません。

 

誰かを裁いたり、誰かに犠牲を強いるためにこの物語を使うと、とても悲しいことになるけどね。 

 

どんなものごとも、人を愛し、受け容れ、勇気づけるために使うのがいいんじゃないかと思います。

 

 

夫がケーキを買いに行きました。

 

みなさまどうぞ、素敵なクリスマスを!